〜ふじこが小出しに書くのには、ちゃんと理由がある〜
こんにちは、ふじこです。
夜のお仕事を始めたばかりの女の子も、何年もこの世界にいる子も、
「テクニック」とか「稼ぎ方」っていう言葉にちょっと敏感になるよね。
私のコラムも、ありがたいことにたくさんの女の子が読んでくれてて、
「読んで勇気が出た」「すごく参考になった」「リアルで刺さった」なんて感想をもらえることも増えて、ほんとにうれしい限り。
でもね、よく言われるの。
「ふじこさん、もっと具体的なテクニック教えてください!」
「どうやったらNo.1になれるか全部知りたい!」
うん、わかる。
でもね、私は“全部は書かない”って決めてるの。
しかもそれには、ちゃんと理由があるの。
「リライトされた情報」があふれる世界で
私の書いた文章が、内容を少し変えたり、ニュアンスを変えて
別の名前で別のサイトに載ってたりする。
内容も少し変えて「◯◯監修」とか「◯年経験のプロが語る」ってなってたりして。
でもさ…それ、本当に“現場を知ってる人”が書いてるの?
わたしは、自分の体験ベースじゃない記事には重みがないと思ってる。
たとえば、「お客様に触れるときはこうして〜」って
技術的なことを書いてても、実際にそれを使った時のお客様の反応とか、
その子のメンタルとか、
“人間同士のやりとり”まで分かってないと、そこに“血”が通ってない。
経験してない人が書いたテクニックは、マニュアル以上にはならない。
深く語れるのは、“やったことがある人”だけ
私は、毎回書くときに思うの。
「これって、机の上で考えただけの人が書ける?」
「実際にお客様と向き合って、泣いたり笑ったりした経験がないと、書けないことじゃない?」
風俗って、お金だけの話じゃない。
“人の心と身体に関わること”で、しかも“誰にも言えない部分”を預かる仕事。
テクニックって、ただのスキルじゃなくて、
その子の気遣いだったり、空気の読み方だったり、
「このお客様にはここまでが限界だな」っていう
“経験からくる勘”のかたまり。
それを「全部公開する」ってことは、その子の仕事の武器を無防備にすることでもある。
だから私は、テクニックは小出しに、深く丁寧に書く。
女の子を守りたいから、安売りはしない
読んでくれる女の子たちって、すごく頑張ってる。
夜の世界って外から見れば“楽して稼げる”って思われがちだけど、実際は心も体も削ることばかり。
そんな子たちが、「この仕事ちゃんと向き合いたい」「少しでも自信つけたい」って思って、私のコラムを読んでくれてる。
だったら、私は
頑張っている女の子のためにしか書かないって姿勢を守りたい。
誰でも読めるような場所で、
誰にでも真似されるような言葉で書いてしまったら、
女の子たちの“積み重ねてきた価値”まで奪われる気がするから。
小出しにするのは、信頼を積み上げるため
たとえば、「こんなときお客様にどう対応する?」っていうケース、
私はあえて“答えを全部言わない”こともある。
それは、「一緒に考えてみようね」っていうスタンスでいてほしいから。
教えられることと、自分で気づくことって、深さが全然違うの。
答えだけ知ってても、現場では動けない。
だけど、ヒントをもらって自分の中で答えにできた子は、どんな状況でも応用できる。
だから、私はテクニックを“全部見せる”よりも、
“ちゃんと育つきっかけ”を一緒に作りたい。
ほんとうに知ってほしいことは、記事だけじゃ伝えきれない
記事にすると、どうしても“伝えられる量”には限界がある。
読んでほしいこと、分かってほしいこと、
実際の現場で起こる感情の動き…全部は文字にできないの。
たとえば、「あるお客様が突然泣き出した話」とか、
「何も触れられずに終わった1時間の意味」とか、
そういうのって、テクニックじゃ語れない“空気”があるでしょ。
その空気の中で、どう動いて、どう寄り添って、どう受け取ったか。
それが本当の意味での“経験”だと思ってる。

テクニックは、あなたの武器になるからこそ大切に
女の子に伝えたいのは、「技術は隠すもの」ってことじゃない。
むしろ、“正しく共有して、正しく磨いていくこと”が大事。
そのためには、誰から学ぶか/どこから受け取るかもすごく大切になってくる。
誰かのコピペじゃなく、
数字のためだけのSEO記事でもなく、
現場で泣いたり笑ったりしてきた人の言葉でしか伝えられないことがある。
私は、これからも少しずつだけど、
ちゃんと血が通った言葉で、テクニックや気持ちの整理の仕方を伝えていくつもり。
女の子の武器になるものは、大切に、大切に、育ててあげたいから。
最後に
もしもあなたが今、
「もっと上手くなりたい」「もっと自信を持ちたい」って思ってるなら、
無理して全部の答えをすぐに求めなくて大丈夫。
この世界は、経験こそが最強の先生。
でも、そばで一緒に歩いてくれる人がいたら、きっと安心できるでしょ?
わたしは、これからもそんな存在でいたい。
そしていつか、「ふじこさんの言ってたこと、やっと分かりました」って言ってもらえる日が来たら嬉しいな♡